
日本において、落雷事故は年平均20件あり、
その中で亡くなった方の割合は70%です。
衝撃的な数値ですね。
しかし世界においての落雷事故による亡くなった方の割合は30%程度です。
その違いは何なのでしょうか?
日本での落雷事故は屋外で起きていることが多いです。
その際、木の下などで雨宿りをしているケースが多いのです。
そしてその避難した木に落ちた落雷からの側撃雷でやられています。
直撃雷の死亡率は80%で、日本での落雷の死亡率とあまり変わらないですね。
外国では雷への警戒への呼びかけが日本より多くされているため、
正しい知識で避難できているのでしょう。
荒川の中洲でつりをしていた男性がゲリラ豪雨に遭い
中洲にあった大きな木の下に避難したそうです。
その木に雷が直撃し、1人が亡くなりました。
1人は重傷、もう1人は軽症でした。
軽症だった男性は、木から3m以上離れた位置にいたために軽症だったそうです。
雷は木や高いところに落ちる印象がありますが、
サッカー場のグラウンドに落ちたり海上に落ちたりしていて、
実はところかまわず落ちます。
安全な屋外はないと言っても過言ではありません。
ゴルフ場や山頂や尾根など、高いところや開けた場所では人に落雷しやすくなります。
日本での落雷による死亡事故での発生場所は、ゴルフ場だと思われがちですが、
意外とそれは「釣り」の最中です。
ゴルフ場は落雷がおきやすいというのがゴルファーたちに浸透しているので、用心しているとのことです。
雷鳴が聞こえたり、稲光が見えたら速やかに屋内に避難しましょう。
屋内も、壁や天井、電化機器からは1m以上離れたほうが良いとされています。
気象庁では2010年から落雷を予報する「雷ナウキャスト」のサービスがあります。
日本全国を一時間先まで5分刻みで予報し、注意報を流していますので、チェックすると良いでしょう。
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