
以前は、災害時の非常食として3日分が必要とされていましたが、
東日本大震災ではそれだけでは足りませんでした。
ですから、各家庭に1週間は食料の配給がなくても自力で過ごせるように、
しっかり常備しておきましょう。
<非常食に適した食品>
災害時用の非常食というと、
保存期間が3年や5年といった長いもの
が思い浮かぶのではないでしょうか。
それも良いのですが、期限が長いからと安心してしまい、
いざという時に賞味期限が切れてたということもあるようです。
それに、保存期間の長いものは、値段も高くて手が出しにくい人もいますよね。
そこで、非常食として売られているものではなく、
通常の食品として売られているものをストックしておくことをお勧めします。
レトルト食品、缶詰、フリーズドライ食品など、
期限が長くて値段もそれほど高くないものを、上手に活用してみましょう。
<おいしい非常食というのが絶対条件>
災害時だから、味は二の次という考え方はやめて、
おいしい非常食を準備しましょう。
災害時には、家事をするにも片づけをするにも、
普段よりももっと大変な労力がかかります。
先の見えない不安も抱える中、食事の時間は一番の楽しみになるのです。
ですから、おいしいというのは絶対条件です。
おいしいものを食べれば、元気も出るし力もみなぎるので、
妥協せずにおいしい非常食を準備しておきましょう。
<非常食のおすすめ食品は?>

■主食系は、水を入れるだけで食べられるアルファ米がおすすめです。
味付けタイプも良いですが、あえて白飯だけを購入して、
カルシウムや鉄を強化してあるふりかけをかけて食べるのも良いでしょう。
■すぐに持ち出す防災リュックの中には、
そのままで食べられるレトルトのお粥を入れておきましょう。
■カップ麺も、体が温まるし食べた後には容器として使えるのであると便利です。
■たんぱく質系は、惣菜系の缶詰を活用しましょう。
サバの水煮、焼き鳥などいろいろな種類の缶詰が売られています。
<栄養を考えるならコレ!>
災害時には、食物繊維が不足しがちなので、便秘で悩む人も多いようです。

■缶詰やフリーズドライの野菜、
水で戻すだけで食べられるカットわかめなども常備しておきましょう。
■ドライフルーツがあると、
ビタミン・ミネラル・食物繊維も補給できるのでおすすめです。
■フリーズドライの味噌汁や、
イオン飲料の粉タイプのものを常備しておくと、良いでしょう。
■氷砂糖や飴や果物の缶詰など、賞味期限が長めのおやつもあると良いですね。
<あとがき>
震災は、いつ・どこで・誰が遭遇するのか分かりません。
季節も天気も関係なく訪れることだってあります。
ですから、生きていくうえで絶対に必要な非常食は日頃から意識して備えておきましょう。
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